写真提供:石川県観光連盟
ご挨拶
このたび、令和5年9月8~9日の2日間の日程で、第30回日本がん予防学会、第46回日本がん疫学・分子疫学研究会の合同学術集会を「がん予防学術大会2023 金沢」と題し石川県文教会館にて開催することとなりました。現在、鋭意準備中でございます。
日本がん予防学会と日本がん疫学・分子疫学研究会は、研究テーマが重なる部分もあるため、これまでもしばしば合同で学術集会を行ってきました。今回も両学会長の合意の下、合同で行うこととし、テーマを「がん対策に資する疫学・予防研究」と定めました。令和5年は第4期がん対策推進基本計画が実施される初年度に当たるため、疫学研究・予防研究の中でも、がん対策に科学的証拠を提示することを意識した研究を中心に討議することを考えました。合同シンポジウムは「第4期がん対策推進基本計画を踏まえたがん予防検診研究の方向性」と題して、研究者だけでなく厚生労働省を始めとする行政機関のメンバーを交えての討論を行うことを企画しています。また、日本がん予防学会は創立30周年を迎えるため、記念鼎談、奨励賞授与などの企画を予定しています。
今回の会場となる石川県文教会館は金沢市内の中心部に位置し、加賀藩祖前田利家公と正室お松の方を祀る尾山神社、金沢城公園、長町武家屋敷跡といった歴史的建造物が徒歩圏内です。金沢市民の台所とよばれる近江町市場にも近く、9月1日に解禁される底引き網漁で水揚げされる地物の海の幸、伝統の加賀野菜や高級ぶどうのルビーロマンに代表される里の幸を楽しむことができます。学術大会の合間には会場の周囲を散策してリフレッシュされることをお勧めします。
多くの皆様が金沢までお越しになりご発表、ご討論に参加いただくことを願っております。お待ちしております。
令和5年3月吉日
第30回日本がん予防学会総会
会 長 祖父江 友孝
(大阪大学大学院医学系研究科環境医学 教授)
第46回日本がん疫学・分子疫学研究会総会
会 長 西野 善一
(金沢医科大学医学部公衆衛生学 教授)