日本エンドオブライフケア学会 第6回学術集会
学術集会長 内田 陽子
(群馬大学大学院保健学研究科・教授)
学術集会長挨拶
学術集会開催にあたり
このたび、日本エンドオブライフケア学会第6回学術集会を群馬・前橋の地で開催します。
エンドオブライフケアは疾患や年齢にかかわらず、すべての人々が受けるケアです。そのケアは苦悩あり涙ありと大変なプロセスですが、人の優しさ、たくましさなどのポジティブな面の発見があります。最後まで生き抜いた人とケアする人がすべて統合して「ありがとう」といえるケアを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。そのような意味を込めて、本学術集会のテーマは「ありがとうといえるエンドオブライフケアーすべて統合するポジティブケアー」としています。
本学会は医療・保健・福祉の専門職だけでなく、生と死に関わるすべての人々、市民の方も参加できる学会です。プログラムはエンドオブライフケアの最先端の知識、研究はもちろんのこと、ポジティブケアやコミュニケーションに関するもの、歴史を紐解く死生観などの講演やシンポジウム、皆さんからよせられた研究発表やエンデイングストーリー、交流集会、ケアの実演、相談など、誰もが現地に足を運びたくなるプログラムはもちろん、遠隔でも参加できるプログラムと多様なものをご用意しています。
本学会は文化的な雰囲気のある会場でソーシャルディスタンスも充分にとれる場所で開催します。コロナ禍においてもぜひ、皆さんと生でお会いして、熱い議論を交わしたいと考えております。
是非、第6回学術集会にご参加いただきますようお願い申し上げます。群馬・前橋で皆さまとお会いできる日を楽しみにしています。
一般社団法人日本エンドオブライフケア学会は、医学、看護学、哲学、倫理学など「人間を対象とする諸学問分野の知から学際的かつ総合的に学び、最後までその人らしい生き方と暮らしを支える医療や介護・ケアのあり方。そして福祉、社会システムの在り方について考え、議論する場として2016年に設立されました。当学会は、疾患を問わず、また、在宅、病院、施設といった場を超えて、あらゆる専門職と市民がともに考え、学びあい、意見交換、交流する場でありたいと願っています。
「第6回学術集会テーマソング「我がいのち」
楽譜(PDF)はこちらのリンクからご覧いただけます。
内田陽子歌唱版は群馬大学大学院老年看護研究室の社会貢献の欄を閲覧ください。