市民公開講座
大ホールで行う市民公開講座は当日、無料でご参加いただけます。事前の予約は不要です。
ただし、大ホールでの収容人数は約1200人です。
市民公開講座だけにオンラインから参加することは出来ません。
オンラインでの参加をご希望の方は、学術集会への参加登録をお願いします。
市民と専門職の協働委員会共同企画【市民公開講座1】
シンポジウム「文学・詩・対話からひもとくエンドオブライフケア」
日時:2023年9月17日(日)13:30-15:00
座長:髙橋 在也
演者:萩原 朔美、足立 智孝、岡田 麻里
場所:昌賢学園まえばしホール・大ホール
日本には、古代から和歌や俳句に託して、死生(観)を情感ゆたかに歌い、言葉にしてきた長い伝統があります。近代以降は、詩(いわゆる口語自由詩)の形で、様々な死別の哀惜・愛情・死生観についての詩作品が書かれ、広く市民にも親しまれてきました。この企画では、「文学・詩・対話からひもとくエンドオブライフケア」と題して、日本人が「ことば」を介して、病や死とどう向き合ってきたかを探りたいと思います。ご登壇者として、詩人の萩原朔太郎を祖父とし、映像作家・批評・前橋文学館館長として活躍される萩原朔美氏をはじめ、多分野の方々をお招きし、文学が人間の生と死について表現してきた軌跡について語っていただきます。
【市民公開講座 2】
歴史をひもとくエンドオブライフケアー平安文化の雅な世界からー
日時:2023年9月17日(日) 15:10-16:00
座長:長江 弘子
演者:藤本 宗利
場所:昌賢学園まえばしホール・大ホール
日本の国文学者・教育者である藤本氏は、特に平安時代の文学、枕草子や源氏物語などを研究されています。この時代の平安文化の雅な世界に生きる人々は自由に瑞々しく生きており、自分の思いを季節の移り変わりいく自然とともに伝えています。もっと深く掘り下げると和歌に代わるべき価値観の誕生や特異な自然観照、人間洞察など、深い死生観が見えてきます。感性のきらめきを放つ清少納言の話題も交えて、現在社会の私たちへどう生きて、散っていくかを講演していただきます。昌賢学園まえばしホール・大ホールでの講演は平安装束してご登場していただき、雅の世界に誘います。